劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」観てきました
「Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」観て来ました。
ネタバレなしのつもりですが初心者目線での感想、公式サイトの情報、劇場で購入したパンフレット、ウィキペディア、etc.に記載されている情報にもネタバレのない範囲で触れます。なので、ここから先はそれでもOKという人でお願いします。
今日、初日で、「Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」観て来ました。
最初に、触れておかなければならないのは、「過去のタツノコ作品を知っている人はCGでのリメイクなので気をつけた方がいい」ということです。
僕はこの作品を初めて見ます。マンガがあるのは知っていましたが、マンガも読んだことがありませんし、テレビ版も観る機会がありませんでした。
なので、テレビ版のファンの人や僕のような完全に初めての人は、いいのですが、過去の原作を知っている人は気を付けた方がいいと思います。
初めてこの作品のことを知った時は「劇場版 マジンガーZ / INFINITY 」みたいに、昔のアニメを今の技術や画質で蘇らせたようなイメージがありましたが、この作品はCGリメイクなので、70年代の原作のアニメと全く印象が違います。
オープニングが航空母艦での戦闘シーンなのですが、ゲームのような印象の画像でした。「ゲーム」と言っても、最近のゲームは画質も良いいし、CGにはCGの良さもあるので、このあたりは完全に好みです。
とにかく、絵柄の好みが激しく別れる作品です。
まずストーリーですが、凝ったSFの設定なので、こちらも好みが別れます。
僕の勝手な印象ですが「ガッチャマン」、「ポリマー」、「テッカマン」、「キャシャーン」というと、わかりやすいヒーローものを想像していたのですが、ちょっと複雑なSF設定です。
簡単にいうと、量子論がもとになっているパラレルワールドの話になっています。なので、別の世界で、別のガッチャマンがいたりします。
このあたりはSFが苦手な人はちょっとしんどいと思います。僕はSFが好きなので、苦になりません。ですが、そんな僕でも「このラインナップなら、もっとわかりやすいアクションものにして欲しかった」というのが本音です。
ただし、今回の劇場版「Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」が、SFの設定に凝ったのは、多分、作品として次を目指しているからだと思います。
購入したパンフレットの28~29ページに「関連作品タイムライン」という特集ページがあります。
これを見ると、2010年以降だけでもシリーズもので以下の作品があります。
「ガッチャマンクラウズ」(2013年7月~2013年9月)
「ガッチャマン」(2013年8月24日:実写)
「ガッチャマン クラウズ インサイト」(2015年7月~9月)
「破裏拳ポリマー 」(2017年5月13日:実写)
僕は過去の作品を観てないので、何とも言えないのですが、今回は「全シリーズのヒーローを登場させる」という前提があるので、パラレルワールド的な凝った設定になったのかもしれません。
ということで、絵柄といいストーリーといい、非常に好みの別れる作品で、万人向きの作品ではありません。
なので、今回は僕の気に入ったところ、「ここはスゴイ」と思ったところを紹介してみます。
僕が気に入ったのは、なんと言ってもヒーローのキャラです。
人によって好みが別れますが、僕はポリマーが良かったです。
なんと言ってもチャラくて、カッコいいです(笑)。僕は原作の破裏拳ポリマーを知らないので、元のイメージを知りません。なので、受け入れやすかったのかもしれませんが、ファッションといい雰囲気といい、すごく今風のキャラです。
おまけに、チャラいと女の子にだらしなかったりするですが、ヒロインの界堂 笑(かいどう えみ)に優しいし、熱くなり過ぎる大鷲の健やコンドルのジョーの間にいて、すごくいい感じでバランスを取っています。
コンドルのジョーはパンフレットによると「日系イタリア人」なのですが、こちらはすごく精悍な顔つきで、ヨーロッパのサッカー選手にいそうなタイプです。
こういう話になったので、とりあえずヒーローの声優さんとだけまとめてみると以下の通りです。
ガッチャマン:大鷲の健(おおわしのけん):鷲尾健
声:関智一
ガッチャマン(大鷲の健)、テッカマン(南城二)、キャシャーン(東哲也)ですが、大鷲の健はプロモーション動画にあったとおり、ちょっとウザイところがあります(笑)。
ですが、普通のキャラなら照れて口に出来ないような「みんなのことを想っている」という気持ちを、言葉にして正々堂々と言ってしまうカッコ良さがあります。
特に、劇中で、ジョーと対立するシーンがあるのですが、このシーンはすごく雰囲気が出ていて良い感じでした。
定番ですが、プモーション動画を貼っておきますね。
「ウザくて結構だ!」のセリフは1分00秒くらいです。
「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」メインPV
テッカマンはアクションシーンが他のメンバーに比べると一番少なくて、もの静かな感じです。パンフレットによると以下のようにあります。
パンフレットP9 |
僕は劇場で観ていて科学者だと思っていました。ですが、そこまでの設定は、まだないようですね。観る前はテッカマンのアクションシーンを楽しみにしていたのですが、テッカマンのアクションが少なかったので、ちょっと残念でした。
キャシャーンはセリフが少ないので、声優の斉藤さんは苦労したそうです。確かに抑揚のないセリフがほとんどですから。キャシャーンの設定はパンフレットによると以下のとおりです。
パンフレットP12 |
「生まれ変わった不死身の身体」というのがキャシャーンのキャッチコピーでしたね。なので、キャシャーンが普通の少年の姿になれるというのは、ホログラムのように映像を投射しているという設定のようです。
あと、なんといっても忘れてはいけないのはロボット犬・フレンダーだと思います。今回の劇場版もフレンダーが少し登場します。かなり早い段階でフレンダーがくつろいでいるシーンがあるのですが、全く違和感がなくて、ロボット犬でもすごく可愛いです。
原作ではフレンダーがジェット機に変形するシーンがあったと思います。CG作品なのでこういうシーンこそCGでの変形を観たかったのですが、全くのスルーだったのでちょっと残念です。
こんな感じなので、濃い雰囲気のキャラが好きな人は楽しめると思います。
続きがあるのですが、20時を過ぎたので、1回アップします。
パンフレットの画像、etc.、続きはこのページで追加しますね。
女性キャラは2人だけで、以下の通りです。
界堂 笑(かいどうえみ):声-茅野愛衣
佐々岡:声-遠藤綾
キャシャーン役の斉藤壮馬さんのコメントで、笑の「お尻がエロい」という話があり、盛り上がったのですが、僕は全く感じませんでした。
なぜなら彼女はパンツルックやスカート姿でしっかりガードしていて、スタイルを露出するようなシーンがほとんどありませんでしたから。
※バイクスーツのシーンがありましたが。
ただし、入場者プレゼントのコースターを見ればわかるとおり、キャラクター原案は大暮維人さんです。
大暮維人さんのマンガの女性キャラはスタイル抜群で、エッチなキャラ(ルックスが)が多いので、モデリングは忠実だったのかもしれません。
佐々岡は、この作品のなかではヒロインではないものの、メインの女性キャラですが、こちらは好みが別れると思います。
すごく無機質で、「この人はサイボーグなのか?」とか考えてしまいましたから。このあたりがCG作品の難しいところだと思います。
大暮維人さんの作品でスタイルの良い女の子の作品と言えば、やっぱりこれだと思います。
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僕は初日の初回だったので、新宿ピカデリーでの舞台挨拶のライブビューイングがありました。
先の斉藤さんのコメント、etc.はこのライブビューイングの時の話です。
登壇されたのは
界堂笑(かいどうえみ):声-茅野愛衣
※ページ内での声優さんの敬称は省略しました
みなさん、いろんな話をしてくれて楽しかったです。
この話の中に、鈴村さんがガッチャマン以外のオーディションも受けたことやテッカマン志望だった話をしてくれました。ちなみに関さんはポリマー志望だったそうです。
このあたりは意外な話で、こんなことでもないとわからないものですね。
この話の時に、櫻井さんがテッカマンの声を当てることになったので、「顔キャス(顔の雰囲気でキャストを選んでる)」という話になったのですが、実際、櫻井さんのファッションはメガネに襟なし(シャツなし)で、丸首のセーターでした。なので、劇中の南城二と全く同じファッションでした。
これ以上この話にはなりませんでしたが、多分、櫻井さんは意識して、南城二のファッションに合わせてくれたんだと思います。
※こういうことはよくあり、Fateのライブビューイングの時に下雁屋さんが、さくらのファッションに合わせてくれたこともありますから。
劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」観て来ました ※ネタバレなし
鈴村さんが原作に詳しいので、ポリマーの放映当時、ブルスリーのブームでだったので、ブルースリーのような声を入れたところ、音響さんにちょっと抑えるようにと言われたそうで、この話はパンフレットにも記載されています。
こういう裏話も聞けたので、楽しかったです。
あと、茅野さんが「アクターさんに会った」という話を振ってくれたのですが、僕は何の話かさっぱりわかりませんでした。
ですが、ここでいう「アクター」というのはCGの動きを作成するためのモーションアクターのことでした。
今回はアクターさんの声があったとのことで、みなさんアクターさんの情熱に感謝していました。特に関さんは健役のアクターさんが熱演されたそうで、アクション中の掛け声が入っていて、すごく良かったと話をしてくれました。
あと、一応、書いておきますが、僕が行った映画館では大きなハプニングがありました。それは舞台挨拶のライブ映像が途中で2回も途切れたことです。
僕は自分の行った大阪の会場しか知らないので、他の会場のことはわかりません。なので、もしかしたら僕の行った映画館だけだったのかもしれません。
映画館の人がお詫びしていたのですが、今回のライブビューイングに関してはもともと料金が通常料金です。なので、「お得なサービスが付いていた」という感じなので、僕は気になりませんでしたし、劇場でも感情的になるような人はいませんでした。
ですが、、、このこと以上に気になったことがあります。それはフォトセッションがあったということです。
「フォトセッション」という言葉は一般には定着していません。ですが映画館でアニメを観る人にとって「フォトセッション」と言われると、京都アニメーションの作品の「フォトセッション」をイメージします。
具体的に言うと、観客の人がスマホやデジカメでスクリーンを撮影するのを許可して、撮影した映像をSNSにアップすることも許可する、ということを京都アニメーションの作品では「フォトセッション」と呼んでいます。
実際、京都アニメーションの最近の作品では、「 特別版 Free!-Take Your Marks-」や「 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」、「中二病でも恋がしたい! -Take On Me- 」で「フォトセッション」を行っており、スクリーンの撮影を許可し、SNSの投稿もOKとハッキリとナレーションが入りました。
※撮影はフォトセッションの間だけです
京都アニメのフォトセッションの様子はこちらをどうぞ
「中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」観て来ました
特別版 Free!-Take Your Marks- 観て来ました
「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」観て来ました ※ネタバレなし
今回のライブビューイングのスクリーンの中で「フォトセッションに行ってよろしいでしょうか」という映像になり、スクリーンの中では撮影をしていました。
ですがライブビューイングで観ている会場で撮影してもいいとか、ダメとかというナレーションは一切ありませんでした。
僕は撮影していいのか迷いました。ですが無難に判断して撮影しませんでしたが、周りの人もポケットからスマホを取り出して戸惑っている人が結構いました。
なので、「フォトセッション」をするのはいいのですが、ライブビューイングの場合、別の会場で観ている人がスクリーンを撮影してもいいのか、ダメなのかについてナレーションを入れるべきだったと思います。
今回のように舞台挨拶の会場である新宿ピカデリー以外のライブビューイングの会場に対して、何も言わないのはマズかったと思います。
このあたりは映像が途切れた件も含めて、これからのライブビューイングの課題だと思います。
ということで、今回の特典はこちら。
パンフレットの画像はこちら
裏表紙はこんな感じ
キャラクターのページ
テレビ版のリストです
これが関連作品タイムラインです
グッズの画像です
キーホルダーもラバーブレスレットもカッコ良かったです。
ということで、今回は以上です。