デジタルイラスト奮闘記-31 ---- Photoshop CS と Elements の違い
前回の「デジタルイラスト奮闘記-30 」から1週間も経っていませんし、まだ何も描いていません。なので、今回は久しぶりにソフトの話をしてみたいと思います。
僕は intuos5 medium (PTK-650) のユーザーで、購入する時に Photoshop の付属するモデルを買いました。その時、同梱されていた Photoshop は Elements10 でした。ですが、当時は Photoshop に CS と Elements の2種類があることを知りませんでした。
ガイドブックを買う時に初めて、Photoshop にはCS と Elements と2種類あることを知りました。簡単に言うと、CS が本格的なことの出来る本物の Photoshop で Elements の方は CS の機能縮小版です。
ちょっとだけ触れますが、現在、CS の最新バージョンは「6」です。あと Adobe Creative Cloud というダウンロードサービスから CC というバージョンもダウンロード出来ます。先に触れたとおり、僕は Elements10 のユーザーですので、CC というバージョンがどういう位置づけなのかよくわかりません。ですが、Webで軽く調べたところ、Elements シリーズより高機能であることは間違いなく、 CS6 とほぼ同等の機能を持っているようです。
話がそれましたが、タイトルの通り 「 CS と Elements では何が違うのか?」というところに戻しますと、大きな違いが2つあります。
まず、1つは「パス」という機能がある、ない、という違いです。「パス」というのは、簡単にいうとマウスを使って曲線を引く機能です。SAI のユーザーに説明すると「ペン入れレイヤー」の「曲線ツール」みたいな機能です。CS にはこの機能がありますが、機能縮小版である Elements にはこの機能がありません。
もう1つの違いは、レイヤーセットが使える、使えない、という違いです。レイヤーセットというのは、レイヤーをフォルダー管理する機能です。CS の場合、フォルダーを作ってその中にレイヤーを入れることが出来ます。ですが Elements の場合、フォルダーを作る機能がありません。
他にもいろいろとあると思いますが、僕は Elements10 のユーザーで、CS は友人のパソコンで CS3 を少し使っただけなので、この2つが印象に残っています。
SAI には PSD に出力する機能があります。なので、SAI で描いた絵の続きを Photoshop で描くことが出来ます。Photoshop が CS の場合は全く問題ありません。ですが Elements の場合、レイヤーセットのない絵は問題ありませんが、レイヤーセットのある絵は続きを描くことが出来ません。
SAIと Photoshop Elements を組み合わせて使う場合、最低限、このことは知っている必要があります。
ということで、今回は以上です。
関連情報
Adobe Creative Cloud
http://www.adobe.com/jp/creativecloud.html
Adobe Design Magazine /旧バージョンと新バージョンでこんなにも違うワークフロー
※ページの一番下にCSシリーズとCCの機能の違いがリストで説明されています
http://www.adobe.com/jp/jos/designmagazine/howto/creativecloud-hikaku/photoshop/ps01.html
お知らせ
6月からブログのタイトルを変更しようと思っています。今の「pen-toss's diary」というタイトルは、はてなブログの初期設定でつけられた名前です。はてなブログの場合、登録すると自動的に「ハンドルネーム's diary」というタイトルになります。
今更ですが、「 diary=日記」というほど頻繁にアップしませんので、6月からブログのタイトルを変更しようと思っています。
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