「コードギアス 亡国のアキト 第2章」を観ました
更新:2月5日
加筆、修正して仕上げました。
こちらのブログでは、ほぼ毎週末、新着の劇場アニメを観て感想をアップしています。ですが今週末は新作の上映がありません。
なので、今週は新作に関連する旧作のレビューをしており、昨日は、「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ 」の前の劇場版マクロス、「劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~ 」を観て、レビューを書きました。
なので、昨日と同じく、来週公開の「コードギアスⅡ叛道 」の関連のある作品で「コードギアス 亡国のアキト 」を見てレビューしてみました。
ということで、いつものとおり、ここから先はネタバレなしのつもりですが初心者目線での感想、公式サイトの情報、ディスク版の情報には触れます。あとウィキペディア、etc.に記載されている情報にもネタバレのない範囲で触れます。なので、ここから先はそれでもOKという人でお願いします。
「コードギアス 亡国のアキト 」はディスク販売のオリジナル作品で第1章~最終章(=5章)までの全5話のシリーズです。
※もちろんディスク発売前に劇場公開もありました。
以前、「思いつきコラム-28 コードギアス 反逆のルルーシュ&亡国のアキトの話 」という記事を書いたことがあり、この時に簡単なお話のバックグランドと第1章の話をしています。
なので、重複しますが、軽くこの時のおさらいをして、第2章の話をしてみたいと思います。
お話のバックグラウンドは以下のような感じです。「~反逆のルルーシュ」と比較するとわかりやすいと思います。
「~反逆のルルーシュ」
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というのが、「~亡国のアキト」のバックグラウンドです。
「反逆のルルーシュ」の場合、みんな紛争の当事者です。ルルーシュは反政府組織のリーダーで元ブリタニアの王族ですし、スザクは日本最後の総理大臣、枢木玄武(くるるぎ げんぶ)の息子です。
それに対して、「亡国のアキト」の場合、アキトは日本人ですから、紛争国のユーロピア連合共和国とも神聖ブリタニア帝国とも関係ありません。
神聖ブリタニア帝国に祖国日本を植民地にされたのですから、ブリタニアに対する憎しみも嫌悪もあります。ですが、日本とユーロピアは同盟を結んでいたわけではなく、本当ならアキトがユーロピアのために戦う理由はありません。
ですが、「母国が植民地になった」という理由で、ユーロピアの中で日本人が迫害を受けるようになります。そのため軍隊の捨て駒のように使われる日本人も出てきて、アキトもその中の1人という立場です。
※細かい裏設定があり、本当はちょっぴり違います。
その話はこちらにあります。
「コードギアス 反逆のルルーシュ&亡国のアキトの話 」
要するに、祖国のためでもないのに、命をかけて戦わざるを得なくなった、という非情な状態にあります。
もちろん、家族も友達もいるわけですから、祖国のためでなくても、ほとんどの者が家族や友人のために戦うことになり、その話はちょっぴり第1章「翼竜は舞い降りた」に描かれています。このことは前回の記事、「コードギアス 反逆のルルーシュ&亡国のアキトの話 」を読んで頂けるとわかると思います。
このあたりまでのお話が「コードギアス 亡国のアキト 第1章 - 翼竜は舞い降りた- 」までの、お話の背景です。
第2章は第1章の続きですが、前述のとおり、先の話は第1章の「お話の背景」です。
第1章には先の「お話の背景」を象徴するような戦闘シーンと、もう1つ軸となる事件があります。それがテロリストによるスマイラス将軍の襲撃事件です。襲撃の目的であった、スマイラス将軍の誘拐は失敗します。ですが、拘束した(=逮捕した)テロの首謀者達の身柄をアキトの上官である、マルカル少尉が引き取るというのが、第1章の2つの大きな見どころです。
ちなみに、マルカル少尉は部下思いの女性司令官で「~亡国のアキト」のヒロインです。フルネームはレイラ・マルカルで声優さんは坂本真綾さんです。
※先のスマイラス将軍の襲撃事件の後、レイラは少尉から司令官に昇進
つまり第2章「引き裂かれし翼竜」は、逮捕したテロの首謀者達とマルカル司令&アキトのお話です。
本来ならテロリストなんて死刑です。マルカル司令がテロの首謀者達を受け入れた理由は、多分、テロリストが日本人だったという理由だと思います。このあたりは、アニメの中では具体的には描写されていません。
要するに、観る人にレイラの気持ちを察するような展開になっています。ですので、一般的な解釈をすると、居場所を奪われた日本人の姿に自分の複雑な生い立ちを重ねて、共感してしまった、というのが1つの見方だと思います。
彼女の生い立ちは第1章で語られています。ここで彼女の生い立ちの話をすると、第1章の魅力を削ってしまいます。これから第1章から見て楽しもうと思っている人もいると思うので、この話は伏せておきますね。
このあたりは雰囲気を察して頂いて「憂いを帯びた美少女司令官」ということで、お話を先に進めた方が楽しめると思います。
話をもどしますが、今のはレイラの話です。本当なら軍隊がテロリストを受け入れるなんて前代未聞で、司令官のレイラが良くても周りが認めません。
ですが、最初の設定のお話で触れたように、日本人は軍隊の中で捨て駒として危険な作戦に投入されているという、異常な日常の中にいます。こういう特殊な体質の軍隊であるため、周りの軍人たちも「何かあったときに捨て駒として使える」という理由で、しぶしぶレイラの提案を受け入れます。
いろいろあって、まだここまでしか書けておりませんが、もう9時半なので、1回ここでアップします。
もちろん、続きはこのページで加筆します。
明日は、いつものようにお手軽記事を昼間に1つアップする予定です。
なので、この記事は明日の夜には仕上げます。
前回の記事から読みに戻って来て下さった方、中途ですいませんが、一度、ここでアップします。
2月5日:続きです。
この時の様子は劇中でも描写されており、実際にハメル少佐がクラウス少佐に「(彼らには)法の裁きを受けさせるべきです」と強く進言しています。
テロリスト=反社会的な思想の持ち主なので、敵対行動を起こす可能性があります。要するに、「軍の施設で保護するなんて問題外」というわけです。
※実際には保護するのではなく、「wZERO部隊に入隊する」というのが、逮捕しない条件でした。
それに対して、ウォリック少佐は「ここにはああいう人間が必要なんだよ。死んでも誰からも苦情が来ない人間がな」とハッキリ言っています。
ちなみにハメル少佐の声は森久保祥太郎さんで、ウォリック少佐は藤原啓治さんです。
ハメル少佐は美形のお兄さんキャラで、メガネをした知的な若きエリート軍人というイメージです。なので「~亡国のアキト」の中では、女性に人気のサブキャラの1人だと思います。
クラウス・ウォリック少佐はアゴにちょっぴり無精ひげをたずさえた、やる気のないオジさん風のキャラですが、この物語にはなくてはならない大きな存在です。実際、彼がハメル少佐を説得してくれたからこそ、レイラの無茶な提案をみんな受け入れてくれたわけですから。
ちょっと話がそれますが、この2人の軍隊での上下関係が僕にはよくわかりませんでした。第2章の劇中ではオスカー・ハメルは「ハメル少佐」と呼ばれています。クラウス・ウォリックが無線でレイラに話しかけるシーンがあるのですが、その時、彼は「聞こえますか司令?ウォリック少佐です」と名乗っています。
このことを考えると2人とも階級は少佐です。ですが先のシーンでは明らかに、ウォリック少佐がハメル少佐を説得しています。無線のシーンではウォリック少佐とハメル少佐は一緒にいますが、無線でレイラに連絡を入れているのもウォリック少佐です。
軍隊では一般的に階級が下のもの(現場に近い者)から報告を受けて、上官がさらに上の責任者に確認を取ることが多いです。このことからも、ウォリック少佐の方がハメル少佐より格上であるように見えます。年齢のこともありますが、多分、「ウォリック少佐の方が軍歴が長い」とか、そういう設定があるのだと思います。
お話のクライマックスは先の元テロリストたちとレイラ&アキト達の部隊の戦闘シーンです。
とにかく、圧巻のアクションシーンで、ロボットものが好きな人で、このシーンを評価しない人はいないと思います。
たった今、「クライマックスは元テロリストたちとレイラ&アキト達の部隊の戦闘シーン」という話をしましたが、本当はこんな書き方をしたらダメです。
まるで「元テロリストたちと、レイラ&アキトが戦う」という風に感じてしまいますから。
要するに、戦闘シーンの前に「テロの首謀者達が本当に味方の兵士となって、一緒に戦ってくれるのか?」、「テロの首謀者が基地内で反乱を起こして、彼らと戦うことになるのではないか?」というお話があります。
このあたりは「戦闘シーンが圧巻」ということで、「誰と誰が戦うのか?」ということは伏せておきます。ネタバレしてしまうと面白くありませんから。
ということで、最後に主要な声優さんをリストアップしてみました。
日向暁人(ひゅうがあきと):入野自由
アキト幼少時代:柚木涼香
レイラ・マルカル:坂本真綾
レイラ幼少時代:諸星すみれ
クラウス・ウォリック少佐:藤原啓治
オスカー・ハメル少佐:森久保祥太郎
スマイラス将軍(ジィーン・スマイラス): 石塚運昇
スマイラス将軍襲撃事件の首謀者
佐山 リョウ(さやま りょう): 日野聡
成瀬 ユキヤ(なるせ ゆきや): 松岡禎丞
香坂 アヤノ(こうさか あやの): 日笠陽子
ソフィ・ランドル:甲斐田裕子
・脳科学者
ジョウ・ワイズ:川田紳司
・ソフィの助手
※敬称は省略しました
参照:コードギアス 亡国のアキト ウィキペディア
こんな感じです。もちろん、他にも重要人物、魅力的なサブキャラ、etc.がいますが、とりあえずここで区切っておきます。
みんな実力派で、有名な人ばかりですが、最近の話題で印象に残っているのがハメル少佐役の森久保祥太郎さんです。
最近の劇場アニメで森久保祥太郎さんが声を当てているのは、「劇場版 マジンガーZ / INFINITY 」の兜 甲児(かぶと こうじ)です。
こちらのブログで「「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」観て来ました - 2 」で触れたことがあるのですが、森久保さんは兜 甲児で初めて、ロボット・パイロットの声を当てたそうです。
20年のキャリアがある声優さんですが、たまたま機会がなかったらしく、「劇場版マジンガーZ新聞」にインタビュー記事で以下のように語っています。
【初ロボット】 |
実際、この作品でもハメル少佐がロボットに搭乗するシーンはなく、森久保さんがいかに、ロボット・パイロットと縁がなかったのか、ちょっぴりですが、実感してしまします。
ですが、ロボットのパイロットという主役級のポジションでなくても、味のあるサブキャラ、ハメル少佐でお話を盛り上げてくれた森久保さんの実力はさすがだと思います。
※ロボット=コードギアスシリーズではナイトメア
参照:コードギアスシリーズの機動兵器一覧 ウィキペディア
参照: ナイトメアフレーム|コードギアス亡国のアキト 公式サイト
他にも、いろいろあるのですが、あとは観てのお楽しみということで、これくらいにとどめておきます。
最後に、第1章 と 第2章 の劇場予告を貼っておきますね。
コードギアス 亡国のアキト 第1章 劇場予告
コードギアス 亡国のアキト 第2章 劇場予告
www.youtube.com
お昼の記事でも書いたのですが、AmebaTVで2月10日に「~亡国のアキト」の放映があります。以下に詳細ページ、リンクを貼っておくので、ぜひ楽しんで下さいね。
【Twitter~AmabaTV】
「コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道」2月10日(土)公開記念~
2月10日(土)より『コードギアス 亡国のアキト』を毎週土曜5週連続放送!
AbemaTVの放送ページはこちら
【Ameba tv】
コードギアス 亡国のアキト「第1章 翼竜は舞い降りた」
TwitterのAbemaTVのアニメチャンネルの
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ということで、今回は以上です。
追記
昨日の続きから戻ってくてくれた方、遅くなりすいませんでした。
AbemaTVでぜひ楽しんで下さい。