デジタルイラスト奮闘記-19 ---- SAIのレイヤーの話
前回の「デジタルイラスト奮闘記-18 ---- 5頭身キャラを描いてみた 」で、5頭身キャラまで描きました。「次回以降、6頭身キャラの棒立ちポーズを目指すのか、5頭身キャラでいろんなポーズを練習するのが先なのか、考えていく」という話でした。ですが今のところ、まだ決めかねていますので、今回はSAIのレイヤーの話をしたいと思います。
SAIには「ペン入れレイヤー」と「通常レイヤー」の2種類のレイヤーがあります。「通常レイヤー」は色を塗ることも線を引くことも出来るレイヤーのことです。「ペン入れレイヤー」は線を引くだけで、色を塗る事が出来ません。 ソフトによってはこのタイプのレイヤーのことをベクタレイヤーと呼び、レイヤー上の線の事をベクトルデータを呼ぶようです。
ベクタレイヤー上の線画は拡大しても画質が落ちませんが、通常レイヤーは拡大すると画質が落ちます。ですが僕が半年以上SAIを使っていて感じた違いは、そんなことではなく、「通常レイヤーで絵を描くにはペンタブレットが必要だが、ペン入れレイヤーで線画を描く時はマウスの方が使いやすい」ということです。
要するに、ソフトにこの機能があればペンタブレットは必要ありません。下絵はアナログで描いて、スマホや携帯で撮影しパソコンにメールして曲線ツールでトレースすればOKです。線画さえ描ければバケツツールで色を流し込んでアニメ塗りが出来ます。
僕はよく知らないままペンタブレットを購入しましたが「デジタルイラストに興味はあるけど、どこから始めていいかわからない」、「ペンタブレットを買うお金がない」という人にはこの方法がお勧めです。SAIがあれば、ペンタブレットがなくても、そこそこにデジタルイラストが楽しめますので、試してみてはどうでしょうか。
↓ アナログ下絵
↓ ペン入れレイヤーの線画
↓ バケツツールで色を流し込んで完成
具体的な方法が気になる方はこちらもどうぞ ↓
デジタルイラスト奮闘記-14 ---- 斜めポーズの3.5頭身キャラを描いてみた