<最終章>『GODZILLA 星を喰う者』 観てきました
11月11日:更新: ★追加-4
声優さんのまとめを書きました。
11月11日:更新:★追加 -3
レビューに黒板の話を書きました。
11月10日:更新:★追加-2
レビューの続きを書きました。
11月10日
追加1:パンフレットの画像を追加しました: ★追加
※パンフレット画像のページに公式グッズのオンラインショップのULRを全部貼っています。
こちらのブログでは、劇場アニメ専門のブログでほぼ毎週末、新着の劇場アニメを観て感想をアップしています。
今週末の新作は、「 <全三部作:最終章>『GODZILLA 星を喰う者 」と明日、公開の「 ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 」です。
※11月10日公開:「続・終物語 」もありました。追加しておきます。
ということで、「<全三部作:最終章>『GODZILLA 星を喰う者 」を観てきました。
ここから先はネタバレなしのつもりですが初心者目線での感想、公式サイトの情報、劇場で購入したパンフレット、ウィキペディア、etc.に記載されている情報にもネタバレのない範囲で触れます。なので、ここから先はそれでもOKという人でお願いします。
とりあえず先に画像をアップしておきます。
劇場で販売されていたグッズの画像です。
ここからは、大阪のなんばマルイのゴジラストアの画像です。
ここからは展示品の画像です。盛り上がっていて楽しかったです。
こちらはゴジラストアで見つけました。ゴジラ検定の公式テキストです。
申し込みはこちらからです。
https://www.kentei-uketsuke.com/godzilla/
今回の入場者プレゼントの画像はこちら
オリジナルグッズが当たるインターネットアンケートの用紙です。
アンケートのリンク先はこちら
http://anketo.jp/gn/
今回の入場者特典はコレクションカードで2枚入っています。
1枚目の表面はこんな感じ。
裏面はこんな感じ。
2枚目の表面はこんなかんじ。
2枚目のカードの裏面はこんな感じ。
裏面は全部タテ向きのデザインみたいですね。
ここからパンフレットの画像です。
表紙はこんな感じです。
裏表紙ですが、すごくキレイです。アニメ版ゴジラシリーズのパンフレットは一章、二章も良かったです。
一章、二章のパンフレットの画像は以下のリンク先にあります。
「GODZILLA 決戦機動増殖都市」観て来ました
『GODZILLA 怪獣惑星』観て来ました+ 劇場版 Fate/stay night x アニメイトカフェ大阪の話
ここまで半分くらいです。
パンフレットの巻末に公式グッズのオンライン通販のURLが記載されているので、全部貼っておきます。
【公式】東宝アニメーションストア
https://tohoanimationstore.com/shop/
【公式】ゴジラストア
https://godzilla.store/shop/
ステラ通販
http://stellatuhan.com
ステラ通販 - URL予備
ということで、レビューはこのページで更新していきます。
ここからレビューです。
面白かったです。すごく盛り上がりました。
「<最終章>GODZILLA 星を喰う者 」は3部作の最終章なので、先の2作「第一章:怪獣惑星」と「第二章:決戦機動増殖都市」の続きです。
なので、まず「第一章:GODZILLA 怪獣惑星」と「第二章:GODZILLA 決戦機動増殖都市」を「既に観ていて内容を知っている」というのが前提でお話は始まります。
特に今回の「<最終章>GODZILLA 星を喰う者 」は「第二章:決戦機動増殖都市」の思いっきりの続きです。
なので「第一章:GODZILLA 怪獣惑星」と「第二章:GODZILLA 決戦機動増殖都市」を簡単に復習する必要があるため、ここから先は
「第一章:GODZILLA 怪獣惑星」
「第二章:GODZILLA 決戦機動増殖都市」
のネタバレです。
ですが、その前に1つ大事なことがあります。
既に「第一章:GODZILLA 怪獣惑星」、「第二章:GODZILLA 決戦機動増殖都市」ともにディスクが発売されていますし、ツタヤのレンタルも始まっています。
なので、こちらの記事を読む前に、ディスクで楽しんだり、ツタヤのレンタルで鑑賞できるので、新鮮な気持ちで観たい人は、ここで引き返すのもありです。
ということで、詳細のリンク先はこちら。
【TUTAYA】在庫検索>【第一章】GODZILLA 怪獣惑星
【TUTAYA】在庫検索>【第二章】GODZILLA 決戦機動増殖都市
一応、触れておきますが、ページ下の「店舗を指定して在庫検索」は作品や店舗によって利用できなかったりする場合があります。あまりあてにしないで、「ネットで借りる」を利用するか、ダメ元でお店まで行くくらいの気分でいたほうが無難です。
【Amazon】 GODZILLA 怪獣惑星 Blu-ray コレクターズ・エディション |
【Amazon】 GODZILLA 決戦機動増殖都市 Blu-ray コレクターズ・エディション |
あと ネットフリックスでも配信されており、ネットフリックスはこちら。
Netflix (ネットフリックス) | GODZILLA 怪獣惑星
Netflix (ネットフリックス) | GODZILLA 決戦機動増殖都市
ツタヤのレンタルとディスクの情報、etc.は先にアップしておきます。
ということで、第一章、第二章の内容は以下のような感じです。
「第一章:GODZILLA 怪獣惑星」
1)恒星間移民船アラトラム号での地球脱出前のお話
回想シーン、etc.ゴジラの脅威のためにアラトラム号が離脱する経緯
2)恒星間移民船アラトラム号船内のお話~
タウ星eの移住をあきらめて地球に帰還するまでのお話
3)地球帰還後のお話
帰還後の地球でのゴジラとの対決
「第二章:GODZILLA 決戦機動増殖都市」
1)亜種であるゴジラには勝ったが、後から出現したゴジラ・アースとの対決に敗れて退却する
2)退却していた隊員たちとハルオの合流
・フツアとの出会いと交流
・ナノメタルの発見=フツアの矢の先にかつてメカゴジラに利用していたナノメタルが使われていた
3)メカゴジラシティの構築~ゴジラアースとの戦い
・ゴジラアースとの戦いに敗れる
大雑把ですが、一章、二章の内容はこんな感じです。
今回の「三章」はメカゴジラ・シティのEMPハープーンが通用せず、ゴジラアースに敗れてしまってからの続きです。
まず最初に、ゴジラを倒せなかった原因はいくつかあり、メカゴジラシティでのゴジラアースとの戦いの概要は以下のような感じでした。
ゴジラアースが予想以上に強大だった
↓
そのため当初予想していたEMPハープーンでの攻撃でゴジラアースを粉砕することが出来なかった。
↓
最後のとどめをさすために、ハルオやユウコまでナノメタルと融合し、戦闘力を高めたバルチャーでゴジラアースを攻撃してとどめを刺さなければならなくなった。
↓
ユウコはナノメタルと融合する際に意識を失い戦闘不能に陥る
↓
ハルオはユウコを助けたものの、ナノメタルとの融合を拒否。
その結果、高温のゴジラアースに近づくことも突撃することも出来なくなり戦闘を放棄
※ナノメタルとパイロットが融合し火力を増した3機のバルチャーで攻撃すれば、ゴジラアースに最後のとどめを刺すことが出来た可能性が高い
※3機のバルチャー
ベルベ(ビルサルド)、ユウコ、ハルオの3人がそれぞれバルチャーで発進。
・ベルベはナノメタルと融合しゴジラアースに攻撃。最後はバルチャーでゴジラアースに突っ込みとどめを刺そうとした。
と、ここまでが、二章のラストです。
つまり「<全三部作:最終章>『GODZILLA 星を喰う者 」は生き残ったハルオたちがどうなったのか、これからどうするのか?といううところから、お話が始まります。
ハルオたちは生き残ったものの、兵器は大破してしまうし、ゴジラは倒せないし、みんな意気消沈です。
※ここからは「ゴジラ=ゴジラアース」です。
これだけでも落ち込むのに十分ですが、それ以上に人類とビルサルドの間に亀裂が入ってしまいます。
ですが、このシーンはビルサルドの言い分にも、理にかなっている部分があります。
その1つは一般の兵士ならともかく、ハルオは誰よりもゴジラ討伐に意欲を燃やしており、ビルサルドからの信頼が厚かったからです。
要するに、ビルサルドたちからすると「他の兵士ならともかくハルオは同士だと認めており、理解してくれると思った」というのが、彼らの言い分だと思います。
この話は地球に下りたゴジラ討伐隊の話ですが、アラトラム号の中でもハルオの行動に対して、ビルサルドと人類の中で不信感が高まり対立してしまいます。
そんな状態で第三の存在となるエクシフが宗教的な教義を広め始めます。
要するに、不安に囚われた人たちに宗教的な真理や奇跡の話をして、心のスキマに入り込んできます。
このあたりは宗教がお話の中にからんでくるので、ちょっと不思議な気分です。
というのは、普通の日本人は宗教に対して無関心です。僕自身もそうですが、一般の日本人は結婚式やお葬式、お盆や正月、etc.昔ながらの恒例の儀式や季節のイベントくらいでしか宗教を感じることはありません。
どちらかというと「宗教=うさんくさい存在」と感じてしまって、宗教に対して真剣に向き合う気になりません。
ですが現実の世界では宗教が戦争を起こすこともあり、今現在でもイスラム教と西洋社会との対立は根深いものがあります。
僕は海外で活躍するような仕事ではないので問題ありませんが、海外出張の多い仕事や、金融、貿易、旅行関連、etc.海外の状況が仕事に深く関わる人は宗教に対する知識がないとどうにもならないハズです。
最近の話では、アメリカ大統領の中間選挙の話題がありましたが、アメリカ大統領はキリスト教徒でないとなれません。しかもキリスト教徒の中でもプロテスタントでないと大統領になれず、現役のトランプ大統領は当然のことながらプロテスタントです。
ドナルド・トランプ ウィキペディア
※宗教の話は「私生活」に記載されています。
アメリカ唯一のプロテスタント以外の大統領はジョン・F・ケネディで彼はカトリック教徒でした。
アメリカ合衆国の歴史上、唯一のカトリック教徒の大統領であったこと、就任期間中に暗殺されたこともあり、現在でもジョン・F・ケネディ大統領のことは話題になるくらい大きな存在です。
ジョン・F・ケネディ ウィキペディア
※宗教の話は「概要」に記載されています。
アメリカのような超合理的な先進国が宗教にこだわるなんて、信じられない気分ですが、この話は事実で、時々、アメリカ国内で妊娠中絶や同性愛に対して宗教的な理由からの反対、進化論を教えてはいけないという法律のある州が存在する、etc.、ほとんどの人がこのタイプのニュースを聞いたことがあると思います。
Abortion in the United States by state ウィキペディア(USA)
※アメリカの妊娠中絶~州ごとの違い
中絶が違法である州をピックアップしようと思ったのですが、あまりにも多いので、止めました。リンク先のページの赤い色の州が法律で中絶を禁止している州です。
とはいえ日本のアニメなので、それほど宗教の深いところまで関わらないため「ゴジラのアニメに宗教?」と感じながらですが、それでもお話にはついて行けます。
話を戻しますが、メトフィエスが宗教の教義によりみんなの不安に付け込んでまとめて行くシーンは不気味であり、不思議な気分でした。
中でも、特に信じられないのはリーランド大佐です。
彼は「一章:~怪獣惑星」では、みんなのために命を懸け戦った指揮官です。そんな彼がメトフィエスの説く宗教的な真理に心酔し、ついて行くシーンがあるのですが、僕は信じられない気分で観ていました。
~更新中です。※続きは夜(=11月10日)に書きます。
※すいません。今日、更新できなくなりました。11日に続きを書きます。
レビューの続きです。
エクシフの宗教がらみの話は劇場で楽しんでもらうとして、ここで区切っておきます。
あと、出来るだけネタバレのない範囲で、この作品の魅力に触れるとしたら、やはりフツアと呼ばれる現生人類の双子、マイナ(姉)とミアナ(妹)の2人です。
二章までの立ち位置は以下のような感じです。
マイナ(姉):
人類に対しての良い印象を持っていない。いつも堅い表情でハルオとの交流もちょっぴり疑いながらの付き合いで、堅い感じの印象。
ミアナ(妹):
好奇心が強く、人類に対して悪い感情を持っていない。「ケガをしているから助けてあげる」、「困っているから助けてあげる」みたいな感情で降下した部隊の兵士たちに接して、ハルオには強い関心を持っている。
という感じでした。
ですが、降下した兵士たちやハルオ、マーティン博士たちのと交流で彼女たちの感情が少しづつ変化していきます。
特にハッキリした変化があるのは姉のマイナの方です。堅い表情をするシーンが相変わらず多いものの、ハルオに対する警戒心は少しづつ小さくなり、妹のミアナと一緒にいろいろ助けてくれます。
ルックスは2人とも小柄で褐色の肌で、異世界もののダークエルフの子供っぽい雰囲気で可愛いです。
しかも鱗粉(りんぷん)がボディペイントのような模様になっていること、着ている服も水着のような感じで露出が多く、ビジュアルが南国の原住民の部族風です。
要するに、子供っぽいのですが、ちょっぴりエキゾチックでロリ・カワイイいです。
しかも、双子なのでどちらか1人がいつもハルオの側にいます。このことに加えてユウコがナノメタルに侵食されてしまい意識不明であることもあり、男性なら「お約束の展開」にちょっぴりときめいてしまいます。
側にいる時間が多いこともあり、自然にミアナたちとハルオの距離は縮まっていきます。
特にハルオがゴジラとの戦いに絶望して起き上がれずにいる時に、ミアナが側に来てアヒル座りでハルオに語りかけるシーンがあるのですが、このシーンはなんともほのぼのして、、、ちょっぴり期待してしまうシーンです。
彼女はハルオに、勝つこととは、生き残ること、命をつなぐこと、ゴジラに挑むこと。負けることとは、自暴自棄になること、命を粗末にすること、だとハルオに説きます。
そして「命をつなぐこと」ということは、、、。
思わずときめいてしまうような展開になりかけるのですが、、、。
要するに、このあともいろいろあって
ミアナ(妹):いつもほのぼのしていていハルオに対して好意的に接してくれる
マイナ(姉):警戒心が強く心を開いてくれないが、、、実はツンデレかも
というように、ハルオの2人に対する距離に大きな変化が生じます。
2人ともカワイイし、気になった人にはこのあたりのシーンはぜひ、劇場で見届けてほしいです。
あと面白い話が1つ残っています。
それはハルオがアラトラム号にいた頃の回想シーンの1つです。
ハルオがゴジラ討伐のため様々なデータ解析をしており、側で見ているメトフィエスがハルオを励ますような眼差しで見ているようなシーンがあります。
場所は資料室のようなところで黒板に無数の数式が書かれており、「ハルオは数学や物理学の知識があるのか?」と思いたくなるほどの、リアルな数式が書かれています。
僕も気になっていたのですが、この話はパンフレットで解説してくれているので、明日このことについてまとめて、この記事を閉じます。
今日は更新が遅れてすいません。
追記
声優さんも軽くまとめる予定です。
ハルオがアラトラム号にいた頃の回想シーンの件ですが、簡単にいうとSF的な設定に厚みをもたせるためのシーンです。
エンディングのスタッフロールをチェックしている人は気が付いたと思いますが、「理論物理学黒板制作協力 橋本幸士(大阪大学)」とあります。
要するに、このシーンの黒板の数式は本物の物理学者が書いてくれたものだということです。
パンフレットの22ページによると監督の瀬下寛之さんから物理学者の橋本さんにお願いして書いてもらったとのお話があります。
瀬下監督は共通の知人のAI研究者の三宅洋一郎さんからの紹介で「黒板のシーンを作りたい」とのことで、依頼したそうです。
【Twitter】三宅陽一郎
肝心の黒板に書かれた数式の内容ですが、瀬下さんからの依頼でアインシュタインが「E=MC^2」という公式を導いたまでの過程を書いてほしいとのことだったそうです。
「E=mc^2」というのは有名な相対性理論の公式で
質量がエネルギーに変換できるという特殊相対性理論の公式で、
質量(m)が全てエネルギーに変換されたら、そのエネルギー量(E)は質量(m)×光速(c)の2乗になるということを意味している公式だそうです。
この後、ウランなどの原子核分裂のときに一部のエネルギーへと変換されたことが発見され、式が示した理論が現実にも確認されることとなったそうで、現代テクノロジーの進歩の大きな道しるべになった数式だそうです。
SF考証に興味のある人や、ライトノベルに出てくるカッコイイ専門用語に興味のある人は 一般相対性理論 ウィキペディア をチェックしてみると楽しいと思います。
複雑なSF設定はともかく、瀬下監督がAIの研究者や理論物理学者の人たちと親交があるというのがすごい話ですね。
今回はたまたま、理科系の話ですがストーリーに幅をもたせたり、「カッコイイ!」と感じてもらえるようなビジュアルやお話を作るためにはいろんな知識が必要だということなんでしょうね。
※声優さんのまとめは夜にアップします
声優さんのリストは以下の通りです。
※リスト内での敬称は省略しました
ハルオ・サカキ
声 - 宮野真守
ユウコ・タニ
声 - 花澤香菜
マーティン・ラッザリ
声 - 杉田智和
アダム・ビンデバルト
声 - 梶裕貴
エリオット・リーランド
声 - 小野大輔
ウンベルト・モーリ
声 - 堀内賢雄
タケシ・J・ハマモト
声 - 山本兼平
ダイチ・タニ
声 - 堀越富三郎
マルコ・ジオーネ
声 -柳田淳一
エンダルフ(エクシフ)
声 - 山路和弘
ムルエル・ガルグ
声 - 諏訪部順一
リルエル・ベルベ
声 - 三宅健太
マイナ(姉)
声 - 上田麗奈
ミアナ(妹)
声 - 小澤亜李
ということで、今回は以上です。
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