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未来のミライ 観て来ました

こちらのブログでは、ほぼ毎週末、新着の劇場アニメを観て感想をアップしています。

 

今日は「未来のミライ 」の公開初日です。ということで、「未来のミライ 」を観て来ました。


ここから先はネタバレなしのつもりですが初心者目線での感想、公式サイトの情報、劇場で購入したパンフレット、ウィキペディア、etc.に記載されている情報にもネタバレのない範囲で触れます。なので、ここから先はそれでもOKという人でお願いします。

 

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面白かったです。

 

タイトルや予告編でほとんどの人が想像しているとおり、4歳児の「クンちゃん」が高校生※中学生(訂正)になった妹「未来ちゃん」と出会う話です。
※以下、全て中学生に訂正しておきます。

 

なので何となく「タイムスリップもの」というイメージがあると思います。実際、細田 守監督には代表作「時をかける少女 」という「タイムスリップもの」があるので、細田監督の得意の分野だと思います。



時をかける少女(劇場予告)

www.youtube.com

未来のミライ」特別動画「細田守の夏がやってくる。」

www.youtube.com

 

中学生になった妹の未来ちゃんとクンちゃんが出会う、謎のタネ明かしは上映後すぐにあります。要するに謎解きの物語ではなくタイムスリップも含め、いろんな舞台を借りたクンちゃんの成長物語です。

 

なので、クンちゃんが主役なのですが、久しぶりにアニメの中でリアルな子供を見た気がします。

 

というのは、アニメやマンガはもちろん、小説、実写映画やテレビのドラマに至るまで、全ての物語に登場する子供たちは大人の理想の子どもたちです。

なので、非常にしっかりしていて、仕事に行く母親の手伝いをしたり、多忙な父親を癒してくれたります。ですが現実の子供はそういうわけにはいかず、親の気持ちなんてまるで理解せずに、泣きわめいたり、駄々をこねたりりするのは日常茶飯事です。

 

僕の印象にある作品では古い作品ですが、星里もちる氏のマンガ「夢かもしんない(1) (ビッグコミックス) 」の主人公・加勢 晴夫(かせ はるお)の長女の加勢 真奈(かせ まな)などが、思いっきり「大人の理想をかなえてくれる子供」の典型的なタイプです。

 

加瀬 真奈は別格ですが、彼女ほどでなくても、アニメやドラマに出てくる子供は大人の願望を投射された子供たちです。

それに対して、「未来のミライ 」のクンちゃんは、正々堂々と思いっきり自然の4歳児です。この作品を観たら、誰しもが1回は「私もあんな時期があったんだろうな」と感じて、ちょっと恥ずかしくなります。

もし恥ずかしくならない人がいるとしたら、何人も子供を育てた人で「あの子たちも、クンちゃんみたいだった」と、自分以外に感情を投射できる存在が何人もいる人だと思います。

それくらい、クンちゃんはチョー自然に振る舞ってくれます。僕も観ている最中に「いくら何でも甘え過ぎではないのか?」と思いかけて、「本物の子供だったら、こうなるんだろうな」と感じるシーンが何回もありました。

あと、笑ってしまうのは愛犬のダックスフント「ユッコ」です。この犬を見た瞬間に、目が変なことに気が付くハズです。「こんなことを気にするのは、僕だけなのか?」と思ったのですが、しばらく観るとユッコの目が変な理由がわかります。

 

このシーンは笑ってしまうし、細田監督の作品の1つ「おおかみこどもの雨と雪 」のオマージュとなるシーンもあり、この作品の代表となるほのぼのシーンの1つです。

ネタバレにならない範囲で触れておきますが、「ユッコ」は雄です。こんな名前なので、女の子でも良かった気がするのですが、そうなると「けものフレンズ 」のイメージに近くなってしまうからかもしれないですね。


映画「おおかみこどもの雨と雪」予告3www.youtube.com

 

それとパンフレットに面白い話があります。それは細田監督のコメントでインタビューで「本作のアイデアのきっかけを教えてください。」という問いに対して以下のように答えています。

 

監督・脚本・原作「本作のアイデアのきっかけを教えてください。」

朝起きて、横で寝ているうちの子どもに、「どんな夢、見た?」といつも聞いているんです。だいたい「電車に乗ってた」という夢が多いんですけど、ある日の朝は、「大きくなった妹に逢ったよ」って言うんです。その話を聞いて、いいなぁ、おとうさんも逢いたいなぁ、と思ったんですよ。当時妹は、まだ6ヵ月くらいだったんですが、成長したらどんな女の子になるんだろう?そう考えると、すごく想像力を刺激されて、それがそのまま映画になりました。

それともうひとつは、妹が生まれた時の、うちの子どものリアクションです。今までひとりっ子としてのびのびと生きていた彼に、ある日突然、赤ちゃんが現れる。するとそれまで一身に受けていた親の愛が、いきなり妹に全て奪われて、4歳にして人生のどん底に堕ちる。床を転げ回って泣き叫ぶ様子を見ていると、愛を失った人間というものはこういう姿になるのだなぁ、と思ったんです。~

後略

 

 なので、今回の作品は細田監督のご自身のお子さんたちの、空想の物語みたなものだと思います。


ということで、今回のパンフレットはこちら。
※今回は来場者特典はありませんでした。

 

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1回アップしておきます。

パンフレットの画像はこれで半分くらいです。残りの画像とレビューの続きはこのページで書きます。

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続きです。

パンフレットに声優さんのページがあるので、ちょっとですがキャラクターと声優さんに触れておきたいと思います。

今回、「ちょっと」と言うのはちゃんとした理由があります。それは声優さんの紹介=ネタバレになってしまうからです。

パンフレットにはちゃんとキャラクターの名前と、その声優さんの名前が記載されています。お金を出した買うものですから、ちゃんと書かれていて当然ですが、公式ページではネタバレ防止のためキャラクター名前を伏せており、声優さんの名前だけ記載してあります。なのでキャラクターの方を紹介して問題のない声優さんの話だけにとどめておきます。


主人公クンちゃんは上白石萌香(かみしらいしもえか)さんという人で、僕はこの人を知りませんでした。公式ページやパンフレットによると、「2011年第7回「東宝シンデレラ」オーディションにて当時史上最年少(10歳)で、44,120人の中からグランプリに選ばれる。」とあります。
※パンフレット、公式ページの表記は「くんちゃん」です。こちらのページでは長文の中でひらがなばかりでは見にくくなるため「クンちゃん」で記載しています。


まず「10歳で選ばれた」というとこがびっくりですが、「東宝シンデレラ」ですから、立ち位置としては山崎紘菜さんや吉田まとかさんと同じ立ちようなキャリアです。

僕は映画やドラマに詳しくないので、東宝シンデレラ出身のみなさんの女優としての活躍を知りません。ですが、ゴジラシリーズには東宝シンデレラのヒロイン達が何らかの形でからんできており、「アニメ版GODZILLA三部作 」では、主題歌のプロモーションビデオに2人とも出演されています。


XAI「WHITE OUT」ミュージックビデオ/映画『GODZILLA 怪獣惑星』主題歌

www.youtube.com

なので、今回の上白石萌香さんも、次作以降のゴジラシリーズにからんでくるかもしれませんね。来年は「GODZILLA2(仮題)」とアニメ版ゴジラ3部作の最終章「~星を喰らう者」があるので、もしかしたらどちらかに出演する機会があるかもしれないですね。

 

Godzilla: King of the Monsters - Official Trailer 1

www.youtube.com

 

それにしても、上白石さんの出演は思い切ったキャスティングだと思います。

俳優さんがアニメのキャラクターに声を当てるのは問題ありません。

ですが今回のようにキャリアの浅い女優さんが、男の子の声を当てるのはしんどいように思います。誰が聞いても、クンちゃんの声は「この声、女の子だよな?」とわかりますから。

特にクンちゃんは子供ですから、駄々をこねたり叫ぶシーンがあるのですが、こういう時の声が完全に女の子の声です。

アニメでは、男の子のキャラクターに女性の声優さんが声を当てることはよくあります。ですが、それは声専門の声優さんの話です。声専門の声優さんは声色を変える訓練をしており、当然ながら男の子のキャラクターに声を当てる声優さんは、女性でも男の子の声を出すことができる声優さんが選ばれています。

そうでないとオーディションに通りませんし、作品として成り立ちませんから。

僕の場合は先週「劇場版ポケットモンスター みんなの物語 」を観ています。なので、主人公サトシの松本 梨香さんの演技が頭に残っています。

比較するのは良くないのですが、今回はしんどくて「これからの有名になる新人さんだから」、etc.の「脳内変換」が必要でした。

ちょっと書きにくい話になってしまいましたが、この作品は俳優さんが声をあてており、他のキャラも有名な俳優さんが声を当てています。


「ミライちゃん」は黒木華さんで、黒木さんは「おおかみこどもの雨と雪」の雪役で声をあてているので、黒木さんは適材適所でした。「おとうさん」は星野源さん、「おかあさん」は麻生久美子さんでこちらもアニメの声を当てたキャリアがあり、声の出演は以下の通りです。


星野 源
夜は短し歩けよ乙女
先輩

聖☆おにいさん
ブッダ

 

麻生久美子
おおかみこどもの雨と雪
堀田の奥さん

百日紅 Miss HOKUSAI
※このサイトはFlashが使われています。iPone、及び、一部のパソコンでは正確に表示出来ません。

小夜衣


バケモノの子
九太の母

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参考
星野源 ウィキペディア

 

麻生久美子 ウィキペディア


他には福山雅治さんも出演しているのですが、こちらは前述のとおりネタバレのためキャラターを明かせません。他には宮崎美子さん、役所広司さん、吉原光夫さんも出演されています。


あと、このアニメで凄いのは回想シーンやタイムスリップ、etc.のイメージ・シーンです。

この作品は、SFやCGの特撮、戦闘シーン、etc.、映像が売りの作品ではありません。ですが、前述のようなイメージ・シーンのビジュアルの美しさが圧巻で「アニメを作るような人の感性は普通の人と違う」と思い知らされます。

 

気になるところもあるのですが、話題を裏切るような作品ではないので、チェックしていた人は劇場で観ることをお勧めします。

 

1回アップします。

パンフレットの残りの画像、参考にしたWebページのリンク、etc.の続きは明日、こちらのページでアップします。

パンフレットの画像の続きです。
※昨日、アップできずすいませんでした。
 

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ということで、今回は以上です。