「曇天に笑う」<外伝>宿命、双頭の風魔 観て来ました
こちらのブログでは、ほぼ毎週末、新着の劇場アニメを観て感想をアップしています。
今日は「「曇天に笑う」<外伝>宿命、双頭の風魔 」の公開初日です。
ということで、「「曇天に笑う」<外伝>宿命、双頭の風魔 」を観て来ました。
ここから先はネタバレなしのつもりですが初心者目線での感想、公式サイトの情報、劇場で購入したパンフレット、ウィキペディア 、etc.に記載されている情報にもネタバレのない範囲で触れます。なので、ここから先はそれでもOKという人でお願いします。
今日封切のアニメは、「「曇天に笑う」<外伝>宿命、双頭の風魔 」、「あさがおと加瀬さん。 」、「劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」です。
どれも面白そうなのですが、僕の場合、「~イツワリノウタヒメ~」は過去に、レビューしたことがあります。
それに「曇天に笑う~」の方は、「~<外伝> ~決別、犲の誓い」の方を観てます。なので、続きを観たいので、今回は「「曇天に笑う」<外伝>宿命、双頭の風魔 」を観て来ました。
ということで、今回の入場特典はこちら。
蒼世&宙太郎のコースターです。
パンフレットの画像はこちら。
※タップで拡大出来ます。
先にこれだけアップしておきます。
続きはこのページで書きます。
面白かったです。
外伝なので、マンガ版「曇天に笑う 外伝 上 」のストーリのアニメ化です。
予習はしてませんが、僕はテレビ版をコンプリートしてますし、マンガ版の「曇天に笑う 外伝 上 」は読んでます。
なので、楽しめました。
もし友達に誘われた、etc.で予習なしで観た場合、劇場で観てからアニメを観ないとお話がほとんどわかりません。
それでも、音楽もカッコいいし、キャラクターも魅力的ですし(声優さんを含む)、大きなスクリーンで観て損のない作品なので、機会があるのなら、とりあえず劇場で観るのもありです。
特に、先週公開の「PECEMAKER 鐵 想道」を含め、女の人で明治維新の頃のお話が好きな人にはお勧めです。
ということで、お話ですが、具体的に言ってしまうと「曇天に笑う 外伝 上 」の第四話「居候、白き闇に還る」のパートです。
ネタバレにならない範囲で、「曇天に笑う」のストーリーに触れると、メインのストーリは300年に1度現れる「大蛇(おろち)」の話で、大蛇討伐のために結成された犲(やまいぬ)という組織のお話です。
お話の舞台は滋賀県で琵琶湖周辺です。「~犲の誓い」では劇中で「大津の街」とハッキリ言っています。300年に1度現れる「大蛇(おろち)」を討伐するために話に結成された犲のメンバーの活躍のストーリーです。
犲は政府直属の大蛇討伐専属の組織ということで、多分、新撰組がモデルになっているのだと思います。隊の制服は当時の「銀魂 」の真選組っぽい制服になってますし、このジャンルのマンガやアニメが好きな人にはお馴染みのスタイルの物語です。
話はそれますが先週公開の「PECEMAKER 鐵 想道」の新撰組の制服は、銀魂の真選組の制服とは違います。
これには理由があります。「PECEMAKER 鐵 想道」を観た人は知っていると思いますが、新撰組は剣術の達人集団でみんな剣の扱いに自信を持っています。
実際に「~想道」の劇中で市村辰之助が新撰組で小銃を使うよう近藤勇に進言したところ、前述の理由で近藤に却下されるシーンがあります。つまり新撰組の結成当初は小銃の威力をそれほど重視していません。
ピースメーカーの新撰組の制服
※後半は洋服の制服も出て来るようです
ですが、ペリーの来航以降、アメリカからの文化や物資が大量に日本に入って来て、これが日本の文化にも大きな影響を与えます。
ペリーの黒船来航(くろふねらいこう)は嘉永6年(1853年)なので、新撰組発足の少し前からアメリカの文化や物資が入ってきています。ですが新撰組発足後にアメリカで大きな出来事があります。
それは南北戦争の終結です。 1865年にアメリカ本土で南北戦争が終結します。
そのため今までアメリカ本土で南北戦争に使われていた、軍服や銃が大量に余ります。
新撰組の発足のきっかけは文久3年(1863年)、江戸幕府将軍徳川家茂警護のために京都で結成された壬生浪士組が前身となっています。
つまり、ちょうど壬生浪士組が新撰組になってしばらくしたころに、南北戦争の払い下げの軍服や銃が大量に日本に流入したため、新撰組の後記の軍服は銀魂の真選組のように、制服が洋服で小銃を装備するように変更されます。
銀魂の真選組
明治維新の頃のアニメやマンガで、新撰組の制服が洋服の作品と着物の作品があるのは、こういう事情があるためです。
このお話は予備校講師の茂木 誠(もぎ まこと)先生のYouTubeの動画の中にあります。ですが、僕が忘れてしまって動画を特定できません。なので今回は情報のソースを明確にできなくてすいません。
ちなみに茂木先生の歴史の動画はおもしろいので、「曇天に笑う」や「PECEMAKER 鐵」が好きな人は、茂木先生の動画を見ることをお勧めします。
前述のとおり、新撰組の制服が変わった理由、etc.さまざまな時代背景や文化を知ることができますから。
特に高校生の場合、茂木先生は予備校講師ですから受験に関連することも説明してくれています。高校を卒業した人でも学生時代に丸暗記で詰め込んだ知識ではなく、その時の人物像、時代背景を面白く解説してくれているので、ぜひ観ることをお勧めします。
今回の新撰組の話ではありませんが、茂木先生のチャンネルと、世界史の動画でおもしろそうなもののリンクを貼っておきます。
※余裕のある時に新撰組関連の動画や明治維新の頃の動画を見つけて貼っておきます。
もぎせかチャンネル
ということで明日の夜に、このページで続きをアップします。
今、軽く確認したのですが、思いっきり話がそれて「~犲の誓い」の話になっているので、明日は「~<外伝>宿命、双頭の風魔」の話に戻します(笑)。すいません。
話を戻しますが、「<外伝>」なので、テレビ版で描かれていなかった風魔一族の話ですが、悲惨な話です。
テレビ版で風魔一族の里の様子が描かれているシーンはないので、風魔になるのにこんなムチャクチャな儀式を行っているなんて、想像もできないのでショックです。
結局のところ、風魔の長が昔の文献から「元服の儀」という儀式を行います。この儀式は近親者を殺させてから、7日間暗い箱の中に閉じ込めるという儀式を行うことによって、強い風魔だけ残すという目的で行われているのですが。
こんな状態で、まともにコミュニティーとして里が続くはずもなく、少しづつみんな心が病んでいきます。
根本的に長が間違っているのですが、それでも伝統だからという理由と、みんな一人前の風魔になるという義務感から従ってきたのですが、、、、。
とあるきっかけで、みんな古い考えについて行けなくなり、長と対決し世代交代するというところに行きつきます。
劇場で観ていると、子供たちが「元服の儀」で、近親者を殺して心が病んでいく様子が本当に痛々しくて、「こんな儀式が許されるのか」と心底思います。
せめてもの救いが、壱助、壱雨兄弟や彼らの友人たちの普段の楽しそうな笑顔と、自然に囲まれた美しい里の風景です。
長の世代交代をして、全て上手くいけばいいのですが、三部作なので、ちょっと中途半端なとことでお話は終わります。
マンガ版の「曇天に笑う 外伝 上 」を読んだ人はわかりますが、天下たちとの出会いを軸にして、みんなの「外伝」を描いているので、他の人も巻き込んでの「外伝」のお話なので、好きな人はちょっと目が離せない展開です。
ということで、レビューは以上です。
昨日から、ネット通販のページが公開されているので貼っておきます。
商品情報-GOODS
『曇天に笑う<外伝>~宿命、双頭の風魔~』
関連グッズは 6月9日(土)午前10時販売開始です。
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ということで、今回は以上です。