デジタルイラスト奮闘記-44 ---- 自炊とタブレット-05 NASの話
みなさん、お元気でしょうか?
前回の『デジタルイラスト奮闘記43』の続きです。
ということなので、NASの話から始めます。
「NAS(ナス)ってなに?」
アルファベットで省略するとわからなくなるので全部書くと以下の通りです。
NAS=ネットワークアタッチドストレージ (Network Attached Storage)
という部品のことです。簡単にいうとハードディスクの一種です。家電量販店では外付けのハードディスクのコーナーに置いているお店もあります。外観はUSBの外付けハードディスクとほとんど変わりません。
外付けハードディスクとNASの違いは接続方法です。外付けのハードディスクの場合、USBでパソコンに直接接続します。ですが、NASはルーターにLANケーブルを挿して直接ネットワークに参加します。雑な説明になりますがデータを保管するためのサーバーのような感じです。
パソコンを2台以上使っていてデータを共有しなければならない環境で使うための簡易サーバーと言ってもいいと思います。これを自宅や事務所で使った場合を図に表すと以下のようになります。
↓ 紫の枠の中にデータがあります。
だいたい、こんな感じです。
で、、、自宅用のスキャナーを接続すると以下の図のようになります。
↓ ※紫の枠で囲っているところにデータがあります。
さて 「自宅でNASにデータを保存すると何が便利か?」というのは、ちょっと説明しにくい話です。なので、パソコンに保管した場合とクラウドに保管した場合と比較すると以下のようになります。
A)NASの方が容量が大きい(=価格が安い)
1TB(テラバイト)=1年で12,000円
バッファロー、IOデータ製のもので、2TBから3TBのモデルが約1万円から2万数千円
※壊れるまで使えるのでお金がかかるのは最初に買う時だけ
パソコンのハードディスク内に保管とNASに保管した場合を比較すると
B)外出先から閲覧できる
C)有線でタブレットに接続する必要がない ※無線ルーターがある場合
こんな感じになります。ハッキリ言って、普通の人が自宅でNASを利用することはないと思います。
具体的に言うと、NASを入れると便利になる環境以下の場合だけです。
1)パソコンが2台以上ある
2)データを共有する必要がある
3)共有するデーターの容量が極端に大きい
この中で一番考えなければならないのは「共有するデーターの容量が極端に大きい」ということです。『デジタルイラスト奮闘記43』で説明したとおりクラウドには無料のサービスがあります。
無料サービスの容量は4GBくらいなので、自炊したマンガや本なら100冊以上余裕で入ります。なので4ギガとか5ギガの容量で収まる場合は、無料のクラウドを利用すればいいと思います。
ちなみに「2)データを共有する必要がある」もこれで解決しますから、「共有するデーターの容量が極端に大きい」ということがないかぎり、NASを購入する必要はないと思います。
まとめ - 自炊したデータの保管、閲覧について
1)最初はパソコンとUSB(有線)でタブレットを接続してパソコンのデータをマイクロSDカードにコピーする
※この方法が一番単純でお金がかからない!
2)慣れたら無料のクラウドサービスを利用してみる
※タブレットとパソコンを有線(USB)で接続しなくて良い
※外出先でも見れる
※2台以上のパソコンでも共有できる
3)無料のクラウドサービスの容量が不足してきたら有料のクラウドかNASにするか考える
という感じだと思います。あと、以下の「ちょこっと情報」も参考になると思います。
ちょこっと情報-1
クラウドには音楽や動画のデータも保管できます。なので以下のように考えてもいいかもしれないです。
スマートホンやMP3プレイヤーに数ギガバイトの音楽データがある
↓
そのデータを友人と共有したい
↓
自炊のデータも増えてくるので4ギガバイトでは足りないかも、、、。
最初から有料のクラウドにした方が良いかも。
ちょこっと情報-2
NASにはインターネットにつながるモデルがあります。
なので、外出先から直接NASに接続することが可能ですが、、、、。
この方法はあまりお勧めしません。僕はやったことがありますがクラウドの方が安定してるし、アクセス速度が遅いです。
参考)
以下のNASは外出先からアクセスできて、Dropboxにもつながります。
※I-O DATA の製品で3TBのモデルです
↓
【I-O DATA NAS 3TB /デュアルコアCPU/高速モデル/3年保証/日本製 HDL-AA3/E】
ということで今回は以上です。